検索結果でアクセスした人に、ストレスなく表示されるかということも評価ポイントとしてあります。
表示が遅いとイライラしてしまいますよね。
それでも待ってくれれればいいけど、我慢できずに諦めて他にアクセスしてしまうこともあるでしょう。
つまり、ユーザフレンドリーであるかホームページとして評価されるのです。
ウェブサイトの表示が遅くなる要因
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レンタルサーバーの性能
レンタルサーバーもコンピュータです。パソコンと同じようにCPUやメモリーによって性能が変わります。
なかなか判断しにくいでしょうが、レンタルサーバーの管理機能にアクセスすればどんな仕様のサーバーなのかわかるのである程度の目安にはなるはずです。
ほとんどの場合のレンタルサーバーでは、共有サーバーという1台を複数の契約者が一緒に使うケースだと思います。そうすると、一緒に使っている他のウェブサイトへのアクセスも影響します。これはどうしょうもないことですが、レンタルサーバーの会社が監視していて負荷の高い使い方は許してくれませんので、まあ気にすることは無いでしょうが要因ではあります。 -
レンタルサーバーまでの経路
レンタルサーバーはデータセンターというサーバーがラックに収納され、そのラックが立ち並んだ空間にあります。
そのデータセンターがインターネットに太い回線で繋がっていますが、つまりそのデータセンターへの出入りする通信に余力があるかどうかということも一応関係する場合があります。これはどうしようもないところはあるので参考まで。 -
掲載している画像個々の容量
スマホでも5Gなど通信速度がどんどん早くなっている時代なのでホームページに掲載する写真なども、サイズも容量も大きくなりがちです。
スマホで撮影した写真も今や数MBありますから、そのまま掲載して、さらにページ内に複数の写真があると、、、。
ホームページの表示を速くするのに気をつけたいのは、必要最小限のサイズとすることです。パソコンの画面を考えてみてください。4Kのディスプレイであれば、横幅が4,000ピクセルあれば問題ないわけですが、4Kでもなければその半分も要りません。幅を1/2にすれば、単純に言えばファイルサイズは1/4になるわけです。 -
掲載している画像の数
上記1枚あたりのファイルサイズもありますが、写真などの画像の枚数。つまりファイル数も影響します。
ページを開くと画像ファイル毎に、ブラウザがサーバーに対して画像を表示するから送るように命令が送られます。その命令の数が増えれば、まあ仕事の手数が増えるようなものですね。 -
動的表示か静的表示か
最近はWordPressというツールをサーバーにインストールして、それを元にウェブサイトを構築します。
WordPressはほとんどの情報をデータベースに格納して、ページを表示するたびにデータベースから情報を引き出して処理して動的に表示しています。
データベースの処理は瞬時に行われますが、データベースが大きくなる、つまり情報量が多くなれば、情報を引き出すための処理に時間がかかるようになります。
一方、20年前くらいまでは、パソコンでホームページのページをそれぞれ制作してアップロードする方法が主流でした。これが静的表示です。
この方法だとデータベースは使わないので、サーバーへの負荷が軽く、表示が速いのです。 -
ページ構造の複雑さ
ウェブサイトのページは、HTMLという言語を主体として記述されたファイルで表現されています。
ページにアクセスすると、サーバーはそのページ毎のHTMLを返してきます。そのHTMLを解釈して表示するのがブラウザです。
HTMLとそのHTMLに記載されて画像などの指定を処理した結果が評価されます。
HTMLが複雑になれば、処理する時間が余計にかかるわけです。
WordPressをお使いであれば、これらのいくつかには対応してるか、プラグインによって対処してくれます。
また最新のバージョンでは、“サイトヘルス”という機能が追加されており、これに類する課題をアドバイスしてくれます。