ソーシャルメディアと営業利益率との関係


総務省「平成26年通信利用動向調査」の項目にはソーシャルメディア(Facebook、Twitterあるいはブログなど双方向コミュニケーションにより情報の拡散を活用するメディアとでも定義されるかと思います。)の活用状況に関するものがあります。
調査結果全体で見るとソーシャルメディアの活用は平均約25%。
同調査結果で、ホームページの開設は同調査で87%を超えてるのでソーシャルメディアの活用はまだまだというところのようです。
業種別や従業員数あるいは資本金や地方による結果が分かるのですが、今回取り上げるのは売上高営業利益率別の集計結果です。

ソーシャルメディアと営業利益率との関係
グラフのように利益率の高い企業と低い企業の層で若干活用率が高いということが分かります。
なぜでしょうか?
あくまでも推測ですが、利益率の低い企業は利益率を高めるためにやれることはやろうとするはずで、その手段のひとつとしてソーシャルメディアに活路を見出そうとしているのではないでしょうか。
一方、なぜ利益率が高い企業も活用しているのか。理由はふたつのいずれかではないかと思います。ひとつは、ソーシャルメディア対策にさける時間や余裕もある。もうひとつは、ソーシャルメディアをうまく活用していてそれも高利益率に貢献している。
個別の企業の状況をつぶさに調べないと正確なことは分かりませんが、利益率の高い企業がソーシャルメディアに積極的であるということは言えるのではないでしょうか。